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SFCについて

慶應義塾湘南藤沢高等部環境プロジェクトでの取り組み

高校部の画像

高校生が考えて行動する「環境」に対するアプローチ

一人の消費者という役割を超え、「持続可能」を目指す生産者や企業と共に考え行動する

SDGs12

環境プロジェクト内に存在する企業連携班という、企業との活動に興味を持つメンバーがスターバックスやユニリーバをはじめとする「持続可能な社会」への貢献を目指す企業と共に話し合いを重ね、活動している。

プラスチック製品を利用した活動を行っているユニリーバさんとは定期で話し合いを行い、その話し合いの場で私たちが考えた学校で行えるプラスチックによる環境汚染をなくすための活動の案を出している。過去には学校で出る消しゴムのかすを利用したリサイクルやアップサイクル製品の製造に関する提案をした。学校での調査を経た結果消しゴムのかすを利用した活動を難しいということになった。現在は学校でプラスチック傘が忘れものとして大変多く出ていることを利用した活動について調査や話し合いを行っている。

ユニリーバとの活動


スターバックスさんとはユニリーバさんと同じく定期で話し合いを行い、その話し合いの場で活動についての予定を話し合っている。また、私たちは地元藤沢市の農園である秋葉農園とも活動を行っている。主に農業体験をさせてもらっていて、実際の畑での作業だけでなく販売の場にも立ち会わせてもらっている。スターバックスさんと秋葉農園さん両方と連携した三者連携活動も行っている。スターバックスの店舗で大量に出るコーヒーの豆かすを発酵させることで秋葉農園の畑で肥料として使用するという活動を行っている。また、秋葉農園での収穫作業をスターバックスの方々と共に行うイベントも開催した。

三者連携活動の様子



小学生に知ってもらいたい私たちの生活にある様々な環境への配慮や工夫を知ってもらう

SDGs4

慶應義塾の幼稚舎と初等部、また環境プロジェクトメンバーの出身小学校への「環境に関する出前授業」を行っている。

環境プロジェクトでは教育デザイン班という教育に興味を持ったメンバーが所属する班が存在する。そこから横浜初等部や幼稚舎、また今年は横浜市立荏子田小学校へも出前授業を行った。テーマは毎回環境に関している。例えば今年2月の横浜初等部及び幼稚舎への出前授業では濾過装置を用いた実験を行い水の汚染や浄水の難しさについての授業を行った。

出前授業の様子1

出前授業の様子2



年齢や国籍を問わず「縁」を大切に、本当の「繋がり」を築く

SDGs17

話し合いやイベントなどすべての活動において、小学生をはじめ他国の人まで関わるすべての人との縁を大切にし積極的な交流を行っている。

私たちは活動を通して多種多様な方々と関わることができている。これらはすべて「縁」であり、ひとつの「縁」がつなぐ新たな「縁」があるということも経験した。この「縁」を大切にすることを意識した今年の活動は、昨年よりも種類や規模が大きくなった。ひとつひとつの「縁」を大切にするとより多くの活動が行えて、私たちが目標とする「環境」への貢献がより達成されていく。またそんな私たちがまわりの多くの人を巻き込んだ活動を増やすことで「環境」へ貢献するコミュニティが徐々に大きくなっていくという未来の社会のための好循環を作り出せるような活動への取り組み方を意識している。今年関わることができた、地元で活動されている農園の方やアーティストの方、国際交流プログラム「TYCA」を通して交流したASEANの他国の高校生たち、出前授業で共に学んだ小学生たち、環境プロジェクトOBOG会で関わることができた先輩たちなどたくさんの人との「縁」を大切にこれからも活動していきます。

縁を大切にする活動の様子