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2004.06.19

おかしらリレートーク:「学生時代にやってしまった儀式」|徳田英幸(政策・メディア研究科委員長)

久々の「慶早戦」2連勝おめでとうございました。これもひとえにSFCの人たちが応援に出かけたおかげです。今回のリレートークは、学生時代から始まって慶早戦ネタで盛り上がりましたので、私の学生時代の慶早戦ネタを紹介しますが、他のスポーツの慶早戦応援もよろしく。

中学時代から始めたものにテニス、スキー、コンピュータの3つがあります。テニス部では、ほぼ毎日普通部のテニスコートで練習していました。スキーの方は冬や春のスキー教室ぐらいで、コンピュータは年に一週間だけ武蔵小金井の工学部で開催された講習会の時、アセンブラ言語で使うことができました。運良くこの3つとは、今でも付き合っています。大学時代は工学部でしたので、日吉のキャンパスにて、KCS(Keio Computer Society)とKSA(Keio Ski Association)という2つのサークルに所属していました。もちろん慶早戦は、新歓合宿とならぶメインのイベントでしたので、サークル仲間とかなり応援に行っていました。

KCSは比較的おとなしいサークルだったのですが、KSAは結構過激で、1年生にはサークルの人たちのために徹夜で席取り任務があり、前の晩から神宮球場へ行って新聞紙を敷き、ほぼ徹夜で並んでいました。翌朝になると、どこからともなく先輩たちが、おにぎりと味噌汁を作って差し入れにきてくれるのです。実においしかったですね。当時はまだ法政に田淵君がいて、昭和46年の春まで4連覇をしていました。

秋の慶早戦だったと思いますが、久々の優勝に歓喜した我々は、例年通り、銀座に向かい祝杯をあげていました。その後、例の「儀式」が始まりました。仲間全員で横一列にスクラムを組み、「せーの」の掛け声とともに噴水へ飛び込みました。あの大きな日比谷公園の噴水です。たまたま、左右の友人は足をとられズルズルとすべって水中へ。私は運良く(?)立ったままだったので、彼らをあわてて引っ張りあげる羽目になりました。学生服はびしょびしょです。噴水から出ると一人が「財布がない!」と言い出しました。すでに体は冷え切っていたのですが、再び財布探索のため噴水の中に。噴水の底に手を入れると、なんと、ヘドロ状態です。優勝気分も一挙に吹っ飛んだ記憶がありますが、今となっては慶早戦のいい思い出です。

くれぐれも、悔いのない充実した学生時代を。

(掲載日:2004/06/19)

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