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2004.06.24

追跡おかしら24時|小島朋之(総合政策学部長)

学部長は1日をどのように過ごしているのか。「おかしら日記」担当者から、このテーマで書くようにとの要望があった。

隔週ごとに、総合政策学部、環境情報学部、政策・メディア研究科とSFC研究所の合同運営委員会が開かれる。入試委員会、人事委員会、学生委員会など、さまざまな委員会も開かれる。さらには慶應義塾の理事として三田で開かれる評議員会議、理事会、学内理事懇談会や全塾的な各種の委員会や会議にも出席しなければならない。さらには連合三田会、国会議員三田会などにも出席し、SFCを支援していただいているSFCフォーラムの昼食会、研究セミナー、経営フォーラムなどにも出席する。毎年2度の入学式から卒業式まで、さまざまな公式行事にも当然ながら、出席して壇上にのぼり、挨拶もしなければならない。SFCは学生最優先のキャンパスをめざしているから、学生との面会にはとくに時間を割きたい。学部長就任以来、2ヶ月ごとに5、6名の学生の皆さんとも夕食会を持って、いろいろな要望を聞かせてもらっている。

こうしてあげてみると、「学部長」の仕事は想像していた以上に多い。昨日、6月22日(火)の1日を振り返ってみる。いつものように午前4時半に起床し、コーヒーを飲みながらメールを読み、リプライし、6紙の朝刊を読みながら、家族の顰蹙を買うが、切り抜きも済ませてしまう。締め切りをすぎた原稿を書き上げて、メールする。時間はすでに7時をすぎ、朝食を済ませて、今度はここ21年ほど毎月連載している「中国の動向」の原稿を途中まで執筆する。午前9時すぎに近所の歯科に痛めた歯の治療に出かけ、その後に御成門にある国際情勢研究会の審議員会議で、内閣府に提出する政策提言に備えた議論をする。ちなみに今回のテーマは「イラク情勢と日本の対応」である。午後2時の終了とともに、三田キャンパスに出向き、人事担当の工藤常任理事と面談をする。面談後、時間を気にしながら日比谷まで行き、SFCフォーラム・ニュースの取材で、第一生命の小泉専務と対談をする。SFCへは大きな期待を寄せられており、今後はSFC卒業生をさらに採用していただくことをお願いする。夕方からは外務省の日米研究会が開催され、先日開かれたシーアイランドでのG8サミットの報告を聞き、議論をして、その後銀座で夕食をし、帰宅したのは午後11時前。

風呂に入って、メールを読むうちに睡魔に襲われてしまう。23日(本日)は朝9時から熊坂学部長とともに、第3期卒業生で千葉商科大学専任講師の玉村君たちと会うことになっている。突然に逝去した孫福先生の追悼の会合について話し合うためだ。“早く寝よう。”

(掲載日:2004/06/24)

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