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2018.10.31

ありがとうございました 探し物が見つからないまま、退場します|中村 好孝(湘南藤沢キャンパス事務長)

総務担当をいれて7年間、本当にあっという間でした。たいへんお世話になりました。事故なく毎日、自宅からキャンパスまで自転車で坂道を通わせていただきました。
自分は高野事務長の下で総務担当を5年間勤め、キャンパス開設25年などの事業を担当してきました。高野事務長が6年前「事務長という立場から未来の地平を見たい」と「おかしら日記」で書かれ、「総合政策学」の授業を行うなかで、みつけることができたということを書かれています。自分は事務長という立場から未来の地平がみえたときに、このおかしら日記の最初の原稿を書こうと考えていました。2017年の4月にθ館での「総合政策学」の授業に河添学部長とともに臨みました。当日は緊張をして、冷や汗をかいただけでで、学生らをゆっくり眺める余裕もなく、終わりました。自分には何もみえませんでした。高野さんは5年かかりましたので、新任の自分にすぐにみえるはずもなく、今から思えば、浅はかだったと考えています。
自分がキャンパス事務長になった時から気にしていることは、初代湘南藤沢キャンパス事務長の孫福さんのことです(孫福弘さんはSFC事務長ほか義塾の事務職員として活躍の後、総合政策学部教授に就任後、横浜市立大学に転出され、2004年に逝去されました。)。孫福さんが湘南藤沢キャンパス事務長の後、塾監局人事部長に就任された時に自分は部下として仕事をさせていただきました。当時孫福さんから自分は全く評価されなかったと記憶しています。そのなかで、めげずにマイペースで孫福さんの話しをあまりきかないようにして、業務にはげんでいました。その自分が10代目の湘南藤沢キャンパスの事務長になったということは、孫福さんは天国で怒っているか、あきれているのではないかと考えています。そのため自分の在任中に孫福さんに自信をもって報告できるような仕事をしなくてはいけないと日々仕事に取り組んで来たつもりです。
2015年にキャンパス開設25年の式典が無事終わったと思っていたら、もう30年が近づいてきました。足元を固め、次なる50年、100年を目指して挑戦し続けるキャンパスの体制づくりに励んでいただきたいと考えています。
いつまでも走りながら考える実験キャンパスとしての雰囲気を残していって欲しいと思います。
 
【SFC事務室より】
なお、11月1日より 廣田 とし子が後任となります。