総合政策学部、環境情報学部、政策・メディア研究科においては、2025年4月1日より、以下のとおり新任教員が着任しました。どうぞよろしくお願いします。
(※着任者からのメッセージは着任時点のものです。)

情報通信行政を中心に各種政策の企画・立案・執行に30年間以上携わる一方、主に情報通信法・憲法・行政法の研究に取り組んできました。具体的な研究内容としては、行政実務の経験を踏まえつつ、今や日常生活に不可欠となった情報通信の利用をめぐる国民の基本権の保護のあり方を法解釈論的に追究する観点から、通信の秘密、ネットワーク上の表現の自由、プライバシー等の保護法益を考察することに重点をおいてまいりました。情報通信を取り巻く近年の社会の変化や技術革新のスピードの速さに対応して、これらの保護のあり方も多分に変容し得る中で、求められる解釈論や立法論・政策論について、SFCの皆様とともに多角的に考えていければと思っています。

私は、政治学や、その中で政治過程論と呼ばれる分野を専門としています。とりわけ、戦後や現代の日本政治を対象として研究を進めてきました。これまで、戦後日本の農業者の組織化の政治過程や、農業保護や貿易保護に対する世論、Covid-19が社会に与えた影響などを、社会学や経済学の専門家との共同研究も交えながら調査してきました。また、政治学や日本政治、公共政策などに関わる授業や演習にも携わってきました。今後も、戦後日本政治における都市と農村の関係性などについて、世論や政治制度などの観点から広い視野をもって研究しつつ、SFCに集まった学生の皆さんと一緒に、固定観念にとらわれずに、多種多様な事象について学んでいきたいと考えています。

大学は、学問を通じ、志と人間力を育む場所です。私は、1993年から2024年12月まで海上自衛官として世界を駆け巡ってきました。大海原の護衛艦生活、シリアでの国連平和維持活動、ジブチでの海賊対処行動、英国ロンドンでの防衛駐在官、防衛省や自衛隊の学校での勤務など、世界と渡り合う変化に溢れた日々でした。この度、博士号をいただいた母校SFCで、将来の可能性溢れる学生の皆さん達と共に学び研究する機会をいただくことになり、とてもワクワクしています。専門は軍事・安全保障、戦略論、軍事史、リーダーシップです。SFCの強みである学際性、多様性、国際性を活かし存分に楽しく、面白がってやりましょう!

私は、惑星の周辺環境を数値シミュレーションや惑星探査機のデータ解析を通じて研究しています。太陽の影響が惑星の大気や表層環境に与える変化、さらには惑星の進化との関係を明らかにすることが目的です。これまで、NASAやヨーロッパの探査ミッションに参加し、世界中の研究者と連携しながら研究を進めてきました。現在は、JAXAが計画している火星衛星探査計画「MMX」や次世代紫外線望遠鏡計画「LAPYUTA」などのプロジェクトにも携わっています。私が宇宙に関心を持つようになったきっかけは、星を見ることへの興味でした。こどもの頃は、毎晩のように夜空を見上げていたことを覚えています。SFCの皆さんとも、夜空を眺める機会が持てればと思っています。

はじめまして.私の専門は数学,その中でも幾何学,特に位相幾何学と呼ばれる分野です.
幾何学は図形を調べる学問です.図形といっても絵や模型すら作れないような複雑な図形やこの宇宙に収めることが出来ないような図形も扱います.そのような図形を直接認識することは難しいので,より認識しやすい情報である数を抽出することで研究します.この「抽出」の作業には様々なアイデアが用いられ,物理や生物学,工学など,他の分野からもヒントをもらいながら発展しつづけています.
様々な分野が近い距離で活躍するSFCで,新しいヒントや数学の新しい活用を見つけていきたいです.これからどうぞよろしくお願いいたします.

精神医学、分析心理学(ユング心理学)、集団精神療法が私の専門です。精神科医として精神療法を重視し、これまで精神科病院等で働いてきましたし、今でも働いています。精神科専門医・指導医、精神保健指定医のほか、ユング派分析家資格を有しており、さらに集団精神療法もやっているというのは、なかなかのレアキャラだと思います。授業では体験的な学びを重視していますので、学生の皆さんには主体的な参加を求めます。これまで、教えることを通じてたくさんのことを(私自身が)学ぶ機会に恵まれてきました。SFCでもそのような体験ができるといいなと思っています。

私の専門は宇宙政策です。SFCで学んだ国際関係論と国際安全保障論を基盤として、宇宙開発利用をめぐる政策課題について研究してきました。なかでも宇宙の軍事利用や宇宙ガバナンスに関する問題群に着目してきました。普段あまり意識されることはありませんが、私たちの生活は宇宙開発利用との結びつきを強めています。こうした中、宇宙活動を行っていく上でのリスクや脅威を分析した上で、宇宙の安定的な利用を確保するための方策を考えることの重要性が増しています。SFCでは、宇宙政策に関する講義や研究会を通じて、これらの問題群に関する理解と考察を学生の皆さんと深めていきます。キャンパスでの協働を通して、たくさんの知的刺激が得られることを楽しみにしています。

私は、テキストデータの定量的分析を定性的な理論言語学に接続させる、というデジタルヒューマニティーズ/言語学の研究者です。大規模なコーパスやオンライン言語実験で得られた言語テキストデータを、応用統計的な視点から解析し、その結果を理論言語学的視座から論じています。残念ながら日本国内だけでなく、世界的な視座から見ても、言語学の分野におけるこうした量的視点と質的視点の融合は、他の学問分野に比べて大きく後れを取っている現状があります。そこで、学生のみなさんとは、文理の垣根を越えた言語研究を強力に推進し、学際的言語研究において世界をリードする大きな研究拠点をここSFCに築いていきたいと考えています。
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発信者:湘南藤沢事務室総務担当